社会の勉強、なにしてる?
- 更新日:
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2025.8.18
お知らせ
みなさんは社会の勉強、得意ですか?
「暗記ばっかりでつまらない」「歴史の年号や人物が多すぎる」「地理の地名が覚えられない」…など、苦手意識を持っている人も少なくないかもしれませんね。
でも、社会はただの暗記科目ではありません。私たちの身の回りにあることすべてが社会とつながっています。ニュースで見る出来事、今使っているスマホ、学校の給食、電車やバス…。どうしてそうなっているのか、どうしてそうなったのか。社会を学ぶと、世の中の仕組みが面白いくらいわかるようになります。
今日は、社会の勉強を楽しく、そして効率的に進めるためのポイントをいくつかご紹介します!
社会の勉強は「暗記」じゃなく「理解」!
社会の勉強と聞いて、教科書や資料集の太字をひたすらノートに書き写す、といった勉強法を思い浮かべる人もいるかもしれません。もちろん、覚えることは大切ですが、ただ丸暗記するだけではすぐに忘れてしまいます。
そこで大事なのが、「どうして?」と考えることです。
地理
- 「なんでこの地域は稲作が盛んなんだろう?」
- 「どうしてこの国は観光客が多いんだろう?」
歴史
- 「織田信長は、どうして天下統一を急いだんだろう?」
- 「なんで明治時代には身分制度がなくなったんだろう?」
公民
- 「なぜ選挙に行くことが大切なんだろう?」
- 「どうして税金を払う必要があるんだろう?」
このように、出来事の背景や理由を考えることで、知識が点と点ではなく、線でつながっていきます。教科書や資料集を読むときも、「これはどうしてこうなったのかな?」と疑問を持ちながら読み進めてみましょう。
アウトプットで知識を定着させよう
「インプット(知識を入れる)」と「アウトプット(知識を出す)」は勉強の両輪です。教科書を読んだり、授業を聞いたりするだけでは、なかなか知識は定着しません。
そこで、ぜひ試してほしいのが「人に説明する」勉強法です。
例えば、
- お家の人に、今日習ったことを話してみる。
- 友達と、歴史の登場人物になりきって会話してみる。
- 頭の中で、ニュースの解説者になったつもりで出来事を説明してみる。
声に出して説明することで、自分の理解が曖昧な部分がはっきりと見えてきます。うまく説明できなかった部分は、もう一度教科書に戻って確認してみましょう。また、クイズ形式で問題を出し合ったり、学習ノートに自分の言葉でまとめたりするのも効果的なアウトプットになります。
社会の勉強は「好き」から始めよう
社会の勉強を始めるきっかけは、何でもOKです。
- 好きな戦国武将や幕末の志士がいるなら、その人物が活躍した時代を深掘りしてみる。
- 旅行で行った場所の特産品や名産品を調べてみる。
- 好きなスポーツ選手の出身国の地理や文化を調べてみる。
- ハマっているゲームやアニメの舞台になった場所や時代を調べてみる。
「好き」という気持ちは、勉強を楽しくする一番の原動力になります。教科書や資料集だけでなく、インターネットやテレビのドキュメンタリー番組、小説、漫画など、様々な情報に触れてみましょう。
地理・歴史・公民、それぞれの攻略法
最後に、それぞれの分野に特化した勉強法を少しだけご紹介します。
【地理】
- 地図とセットで覚える!地名や地形、産業などは、必ず地図とセットで覚えるようにしましょう。特に地形図や白地図を積極的に活用して、目で見て、手で書いて覚えるのがおすすめです。
- 身近なものと結びつける!スーパーに売っている野菜や果物、コンビニに置いてある商品がどこで作られているのか、調べてみましょう。身近なものから興味を持つことで、日本の地理や世界の地理がぐっと身近に感じられます。
【歴史】
- 歴史の流れを「物語」として捉える!年号や人物をただ覚えるのではなく、「誰が、いつ、どこで、何を、どうした」というストーリーとして捉えましょう。歴史の流れを理解すると、なぜその出来事が起こったのか、その後の時代にどう影響したのかが見えてきます。
- 年表を自分で作ってみる!教科書や資料集の年表を眺めるだけでなく、自分の手で年表を書いてみましょう。主要な出来事だけでなく、その当時の人々の暮らしや文化も書き加えると、より立体的な歴史の流れが見えてきます。
【公民】
- 新聞やニュースを活用する!公民は、私たちの生活と直結している分野です。日々のニュースをチェックして、政治や経済、社会の動きに関心を持つことが何よりも大切です。
- 身の回りの疑問を大切にする!「なんで消費税ってあるんだろう?」「なんで選挙権は18歳からなんだろう?」といった素朴な疑問を、そのままにせず調べてみましょう。
いかがでしたか?
社会は、私たちの生活を豊かにし、将来の選択肢を広げてくれるとても大切な科目です。
まずは、今日ご紹介した勉強法の中から、できそうなことを一つずつ試してみてください。
社会の勉強が「楽しい!」と思えるように、私たちも全力でサポートします!