「忘れる」には法則がある。忘却曲線を知れば、勉強が変わる。

更新日:

2026.4.2

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学習科学 / LEARNING SCIENCE
「忘れる」には法則がある。
忘却曲線を知れば、勉強が変わる。
クラゼミ 静高前校・藤枝校 ブログ

一生懸命覚えたはずなのに、翌日にはもう忘れている……。そんな経験、ありませんか?実は、「忘れること」には科学的な法則があります。それが「忘却曲線」です。仕組みを知れば、効率よく記憶を定着させるコツがわかります。

1
忘却曲線とは何か?

19世紀のドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスは、自分自身を被験者にして「人間はどのくらいのスピードで物事を忘れるか」を実験しました。その結果を図に表したものが「忘却曲線(エビングハウスの忘却曲線)」です。

EBBINGHAUS FORGETTING CURVE — 記憶の保持率の変化
100% 75% 50% 25% 学習直後 20分後 1時間後 1日後 1ヶ月後 1日後には 約34%しか残らない
2
具体的にどのくらい忘れるの?

エビングハウスの実験によれば、学習直後から記憶はどんどん薄れていきます。その速さに驚く人も多いはずです。

直後
100%
覚えたて
20分後
58%
4割忘れる
1時間後
44%
半分以上忘れる
1日後
34%
3分の2忘れる
1週間後
23%
ほぼ消える
💡 ポイント

「忘れっぽい自分がダメなのかな…」と落ち込む必要はありません。忘れることは人間の脳の正常な働きです。使わない情報をどんどん削除して、脳の容量を効率よく使うための仕組みなのです。大切なのは、「忘れる前提で復習する」こと。

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忘却に打ち勝つ3つの戦略

記憶は「復習のタイミング」によって大きく変わります。以下の戦略を実践してみましょう。

分散学習(間隔反復)

学習した翌日・3日後・1週間後・1ヶ月後……と少しずつ間隔を広げながら復習します。これを「間隔反復」といい、科学的に最も効果的な記憶術とされています。単語帳アプリもこの仕組みを使っています。

📝
思い出す練習(テスト効果)

ただ教科書を読み返すより、「答えを見ずに思い出してみる」ほうが記憶に残ります。これを「テスト効果」といいます。問題集を解くことは、内容を思い出す練習になっているのです。

🗣️
説明する(精緻化リハーサル)

学んだことを自分の言葉で誰かに説明してみましょう。「人に教えるつもりで勉強する」だけでも効果があります。家族に今日習ったことを話すだけで立派な復習になります。

🧠 まとめ:忘却曲線から学ぶ勉強のコツ

忘れることは悪いことではありません。でも「復習しないと忘れる」のは事実です。
学習の翌日・1週間後・1ヶ月後に復習するだけで、記憶の定着率は劇的に上がります。
忘却曲線を味方につけて、賢く復習しましょう!

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