【受験生・保護者の方へ】静岡県公立高校入試の仕組み

更新日:

2026.6.26

お知らせ

静岡県公立高校入試のしくみ

選抜方法・内申点・学校裁量枠・共通枠・傾斜配点・面接の形式を解説

① 入試の基本

静岡県の公立高校(全日制)では、学校裁量枠共通枠の2種類の選抜枠があります。志願できるのは原則1校1学科(同一校内に複数学科がある場合のみ志望順位をつけて併願可)。

選抜資料 内容
学力検査 5教科(国語・社会・数学・理科・英語)各50点満点・各50分
調査書(内申点) 9教科の評定(5段階)=45点満点。中学3年生の2学期末成績を使用
面接 全員受検。形式は各校が選択(個人・集団・グループ)
学校独自選抜資料 学校裁量枠で実施する場合のみ。作文・小論文・実技など

② 調査書(内申点)のしくみ

9教科 × 5段階評定 = 45点満点

国・数・社・理・英・音楽・美術・保健体育・技術家庭

中学3年生・2学期末(12月末)の成績が対象

調査書には「学習の記録(内申点)」のほかに、次の情報も記載されます:

観点別学習状況 各教科の学習への取り組み(AまたはCが記入される)
特別活動の記録 生徒会・学校行事など
諸活動の記録 部活動・ボランティア・資格等の顕著な実績
新体力テストの総合得点 令和7年度実施分を記入

③ 学校裁量枠と共通枠

STEP 1(先に実施)

学校裁量枠

原則定員の50%以内

各高校が独自の方法で選抜。調査書・学力検査・面接に加え、学校独自選抜資料(作文・小論文・実技等)を組み合わせる。

STEP 2(後に実施)

共通枠

残り定員を3段階で選抜

県内共通の方法で実施。調査書・学力検査・面接の3つで順次合格者を決定。

④ 共通枠の3段階選抜(例:共通枠定員280人の場合)

第1段階|共通枠定員の約75%(例:約210人)
調査書の内申点で絞り込み 9教科の評定合計が上位から共通枠定員までを対象者とする
学力検査で合格決定 ①の対象者の中から、5教科の得点合計の上位75%程度(約210人)を合格とする

※共通枠倍率が1.1倍以下の場合は「共通枠対象者数の90%まで」に読み替える
※調査書の学習の記録以外の記載事項・面接の結果を考慮して対象から除くことができる

第2段階|共通枠定員の約10%(例:約28人)

第1段階の合格者を除く全員が対象。

調査書の「学習の記録以外の記載事項」(諸活動の記録・特別活動等)と面接の結果をもとに約10%を合格とする。

※調査書の学習の記録・学力検査の結果等を考慮して対象から除くことができる

第3段階|共通枠定員の約15%(例:約42人)

第1・第2段階の合格者を除く全員が対象。

調査書の記載事項・学力検査・面接の結果を総合的に審査して約15%を合格とする。観点別学習状況も参照される。

⑤ 傾斜配点を実施する高校(一部抜粋)

専門学科のある一部の高校では、特定教科の配点を高くする傾斜配点が共通枠選抜で実施されます(最大2倍まで)。傾斜のない教科は通常配点のまま扱われます。

高校名 学科 調査書の傾斜教科 学力検査の傾斜教科
下田 理数 国・社・数・理・英 各1.5倍 数・理・英 各1.5倍
韮山 理数 数・理 各1.5倍 数・理 各1.5倍
沼津東 理数 (なし) 理・英・数 各1.5倍
富士 理数 数・理 各1.5倍 数・理 各1.5倍
清水東 理数 数・理・英 各1.5倍 数・理・英 各1.5倍
静岡城北 グローバル 国・社 各1.3倍 英 1.3倍
静岡市立 科学探究科 (なし) 数・理・英 各1.5倍
榛原 理数 (なし) 数・理・英 各1.5倍
掛川西 理数 国・社・数・理・英 各1.5倍 数・理・英 各1.5倍
磐田南 理数 国・社・数・理・英 各1.5倍 数・理・英 各1.5倍
浜松南 理数 (なし) 数・理・英 各1.5倍
浜松湖南 英語 (なし) 英語 1.5倍

⑥ 面接の形式(全員受検)

面接は全受検者が受検します。形式は各高校が選択します。

形式 内容
個人面接(個) 受検者1人と面接官で実施
集団面接(集) 複数の受検者が一緒に面接官と質疑応答
グループ面接(グ) 与えられたテーマで受検者同士が討論・ディベート形式
グループ面接(討論形式)実施校 ▼
高校名・学科 概要
南伊豆分校・農業カード作成20分+話し合い15分程度
掛川東・普通・理数カード作成20分+話し合い15分程度
清水東・普通・理数テーマに沿った討論等・約25分
磐田南・普通・理数テーマに沿った討論等・約25分
浜松北・普通・国際テーマに沿った討論等・約35分
掛川西・普通・理数ディベート形式・約20分
浜松湖北・普通・農業・工業・商業テーマに沿った討論等・約20分
主要校の面接回数一覧(一般選抜)▼
高校名 学科 回数・形式
下田普通・理数2回・個人+個人
韮山普通・理数2回・個人+集団
沼津東普通・理数2回・個人+集団
富士普通・理数2回・個人+集団
富士宮東普通・福祉2回・個人+集団
清水東普通・理数1回・グループ
静岡普通1回・個人
静岡東普通2回・個人+集団
榛原普通・理数2回・個人+個人
掛川西普通・理数1回・グループ
磐田南普通・理数1回・グループ
浜松北普通・国際1回・グループ
浜松南普通・理数2回・集団+集団
浜松工業工業2回・個人+個人

※実施要領・付属資料5の2より主要校を抜粋。詳細は各高校の公表資料でご確認ください。

⑦ 沼津工業高等専門学校(沼津高専)について

沼津高専は静岡県内唯一の国立高等専門学校で、公立高校とは別の制度・別の試験で選抜が行われます。

学科(5学科) 機械工学科・電気電子工学科・電子制御工学科・制御情報工学科・物質工学科
修業年限 5年間(高校3年+専門課程2年に相当)。卒業時は準学士号
選抜方法 推薦選抜(調査書・推薦書・個人面接)と学力選抜(学力検査+調査書)の2種類
学力検査の形式 全国高専共通の統一試験問題・マークシート方式
📌 公立高校との主な違い
公立高校の入試問題(各50点・記述式)と異なり、全国共通のマークシート方式で出題されます。また推薦選抜がある点も公立高校とは大きく異なります。試験日程も公立高校(3月)より早く、学力選抜は2月上旬に実施されます。配点の詳細は各年度の公式募集要項でご確認ください。

クラ・ゼミプレミアでは受験生を応援しています。

保護者会・面談等の機会に、生徒・保護者の方への情報提供を行っています。

※本記事は令和8年度 静岡県公立高等学校入学者選抜実施要領および沼津工業高等専門学校公式サイトをもとに作成しています。

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