「勉強の仕方」についてお答えします!②
- 更新日:
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2023.4.24
お知らせ
こんにちは!名古屋本部校の深谷です。
先週に引き続き「勉強の仕方」についてお答えいたします。
先週は①テストで点数に結び付く「知識の定着」を効率的に行う勉強法についてお答えいたしました。
科目によって多少の差はございますが、先週ご説明した「復習の機会を最適化する」と「学習を必ずアウトプットで終える」の2点が概ね「テストで点数に結び付く勉強法」の核と言えるでしょう。
でも、こう考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「勉強のやり方はわかったけど、そもそも勉強の『やる気』が起きないのだけど…」「子供が勉強しなくて困ってます…子供の『やる気』を出すいい方法はないかしら…」
よく、わかります。私も学習者として、そして子を持つ親として上記のような悩みに何度となく直面したことがございます。今日はこのような悩みにお答えすべく、「勉強を継続的に行うためのモチベーションの維持の工夫・マインドセット」についてお答えしたいと思います。それでは、いってみましょう!
大前提⇒「やる気」というものは存在しない
東京大学の池谷裕二先生によると、「行動を起こす要因となる『やる気』というものは存在しない。『やる気』は行動を起こした後に生まれる結果であり、やり始めない限りいつまでも『やる気』はでない」ということが科学的に証明されています。では『やる気』の正体は何でしょうか?実は我々が感じる『やる気』は「作業興奮」という状態で、何かをやり始めた時に得られる集中力や意欲の事です。ですから、行動を始めて、その際に得られる感情の高ぶりが『やる気』の正体といえるのです。
まずは1分でいいので行動してみよう
では「作業興奮」の状態になるためにはどうしたらいいでしょうか?
「そもそも行動したくないから悩んでいるわけで、スムーズに行動できたらどんなに楽か…」
と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?お気持ちはわかります。そのために私がよく相談者様にお伝えしているのが、「とりあえず『勉強の準備』だけでもしてみよう」ということです。教科書・ノートを開いておく、PCの電源をONにしておく、などがこれにあたります。そして「1分でいいから、手をつける」のです。一問だけでも解いてみる、問題文だけでも読んでみる、文章作成なら1行だけでも書いてみる、などです。これにより「何となく上手くいきそうだな…」という実感が少しでも得られれば、「作業興奮」の状態に入っていくことができます。
「作業興奮」を起きやすくする学習
「作業興奮」の作業が具体的に何を意味するのか、明確な定義はありません。しかし、ここでいう「作業」とは手や足、目などの身体的な行動を伴うものが適しているようです。例えば、数学の問題を解く際も、自分の学力レベルを超える高度なもので、考えるのに長時間かかるものより、着々と手を使って解くことができるような、自分の実力に適した問題の方が作業興奮の状態に入りやすいと言えます。ですから、やみくもに学習を始めるより、自分の学力を客観的に判断し、「作業興奮」に入りやすい問題をチョイスできる方がいるのが望ましいと言えるでしょう。
クラ・ゼミ名古屋本部校の講師は、集団授業の講師であっても一人一人の生徒の状況を把握している「プロ講師」です。特に数学を担当されている福田先生と松木囿先生は、私が一人一人の状況をお聞きしようものなら、3時間は語れる位日頃から生徒一人一人をつぶさにご覧になられています。全くもって頼もしい限りです。両先生の下で学習を進めている生徒を観察していると「今日はやる気がでない…」という生徒もいつの間にか学習に向かっていることが多くみられます。
いかがでしたでしょうか?今日のブログでお伝えしたかったことは
『やる気』の問題は『やる気』の仕組みを理解して正しくアプローチできれば誰でも乗り越えられる
ということです。ですから、「『やる気』を維持できない自分はダメなやつかも…」「『やる気』を維持できないこの学習(分野)は自分に向いていないのかも…」と悩む前に、まずは適切なアプローチで学習してみましょう。
じつは、今日のブログも「作業興奮」の成果の賜物ですww。書き始める前は少々後ろ向きでしたが、始めてみると一気に書き上げることができました笑。「作業興奮」恐るべし…本当であれば、「学習を継続する工夫=学習の習慣化」まで触れる予定でしたが、あまりにも長くなったので、そちらは次週お伝えいたします。次週もどうぞご覧くださいっ!
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