「目的・目標」はありますか?
- 更新日:
-
2023.4.24
お知らせ
先日生徒に向けて、「目的」の話をしました。
生徒たちは、学校の宿題として漢字の書き取りや英単語の書き取りをしています。
毎週きっちりやっているのですが、書けるようになりません。
なんでだろうと思い、ある生徒に聞いてみました。
私:「書き取り」ってなんでやってるの?
生徒:先生がやれっていうから。
私:なるほど。〇〇さんはきちんとやっているもんね。
生徒:もちろん!
私:実際、テストしたら書ける?
生徒:無理!
私:・・・
どうやらこの生徒は「書く」ことが目的だったらしいです。
ある生徒との会話
私:〇〇さんって毛筆がすごく上手って聞いたんだけど。
生徒:はい。割と上手と言われます。
私:ぺら(答案用紙)。
生徒:だってそれは書道じゃないですか。
私:書道は、芸術作品を作るって感じ?
生徒:そうです。
この生徒は、同じ書くでも書道の時は「作品を作る」目的だったみたいです。
同じ動作でも、目的が違うだけで結果がこんなに変わってきてしまうのですな。
では、生徒たちが持つべき目的は何でしょうか。
テストに向けて勉強するならば、それは「覚えること」でしょう。
テストは「覚えているかどうかを確認する場」です。
普段から「覚えること」を目的にし、「覚えたか」を確認していれば、覚える量も増えていきます。
同じタスクで、同じ時間をかけるなら、「覚えること」を目的にした方が私は有意義だと思います。
具体的な「覚える」学習方法は、授業の中でお伝えしております。