小学生・中学生・高校生の
一貫総合予備校クラ・ゼミ

この背景をご説明いたしますと、英検®はこれまで、学習指導領域を軸に英語能力観を踏まえた出題をしてきましたが、昨今の語学学習では、複数の技能をバランスよく向上させることが求められています。また、語学力だけではなく、目的や場面に応じて必要とされる思考や判断力などを伸ばすことも同時に求められます。そうした英語能力観を反映した出題形式に変更する必要があると、今回リニューアルが決定されました。

中学生の皆さんにとって受験を検討している級は準2級・3級になるかと思います。今日はこの2つの級の変更点についてお伝えいたします。

試験時間とリーディングの内容
準2級は5分、3級は15分試験時間が延長されます。試験時間調整に伴い、1級〜準2級を対象に「語彙問題」「長文問題」の設問数が一部削減されます。3級に変更はありません。

ライティングの内容
ライティングは、それぞれの級で1題追加されるので、計2題の出題数となります。準2級と3級は、既存問題に加え「Eメール問題」が加わります。尚現在リスニングの内容の変更は発表されていません。

皆さん、いかがでしょうか？
総じて言うと、昨今求められる実用的な英語を踏まえて、「Eメールなどの実用度の高い作文問題を追加する」という趣旨かと思います。この変化を受けて「既存の英検で目標級を取得しておきたい！」という方もいれば「ライティングが増える方が有利だから、そちらで勝負したい」など意見は様々かと思います。具体的にこの変化に対応するための対応は「今まで以上に基本文法を見直す」ということに尽きるかと思います。特に動詞の使い方（後ろに前置詞を置くか置かないか、that主語・動詞やwh-主語・動詞を目的後にできるか、to-または-ingを目的語にとれるか…など）や時制（現在・過去・未來・完了）の使い方などに気を付けて英文作成にあたることが必要かと思います。
世の中の変化に合わせて、私たちが求められる能力も変化していきます。英検で求められる力もその一つなのでしょう。

今後も皆さんのお役に立てるような情報を発信して参ります。ぜひご覧ください！