効果的な受験勉強の進め方
- 更新日:
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2024.10.14
お知らせ
こんにちは、西尾校の井口です。
現在、西尾校ではお子様一人ひとりと中間テストの振り返りから、次のテストに向けた個々の具体策を相談し、順次実行に移っているところです。
並行し、中学3年生のお子様方は、保護者様を交えて三者面談を行い、夏に実施した模擬試験の結果から今後の受験勉強についてもお話を進めているところです。
受験勉強は、定期テストとは異なり、3年間分の全てを復習・練習する必要があります。
ということは、問題集も「1冊すべて」が試験範囲になるわけで、定期テストのように限られたページを「何回も解き直す」というのは現実的ではありません。
そこで、一つの勉強方法として毎年私がよく伝えている勉強方法があります。
①自力で問題を解いて、答え合わせを行う
これは、いつも通りです。
間違えた問題については決して答えを写したりせず、赤ペンで〇×のみつけておきます。
②自分の「間違えた原因」「覚えるべきこと」を赤・青以外のペンで記しておく
※おススメは緑かオレンジのペンです。
ここが最大のポイントです。
1つの問題を取って見ても、その間違え方は人それぞれであり、克服すべき点も異なります。
例えば、「このコンピューターは、私の父によって使われました」という文を英語にしてみましょう。
正しい答えは
This computer was used by my father.
なのですが、もしこの問題を以下のように間違えてしまったとしましょう。
ア)This computer used by my father.
イ)This computer is used by my father.
ウ)This computar was used my fathar.
ア)の人は、受動態(受け身)の文法が分かっていないようです。ですから
→『「~される」「~された」…「be動詞+過去分詞」』
などとメモしておきます。
イ)の人は、受動態の文法は理解しています。ただし、過去形であることを見落としたようです。よって、
→問題文の「使われた」の「た」の部分に丸を付けて『過去形!!』
などとメモしておきましょう。
ウ)の人は、文法は完璧に理解できています。単語の綴りだけが違っています。ですから
→『コンピューター…computer 父…father』
などとメモしておきます。
このように、「解説に載っていること」ではなく、自分の間違え方から必要なことを簡潔に残しておきます。
③解き直し
もちろん、解決した問題は解き直してみましょう。
解き直した問題には青ペンで〇×をつけておきます。
④ ②でメモした内容を「読み返す」
試験前にすべて解き直す時間はありません。
そこで、②でメモした内容を読み返してみましょう。その内容こそが過去の自分が分からなかった内容であり、覚えるべき内容なのです。
色分けをしっかりしておくことにより、明確に覚えるべきことが見えやすくなっています。
ここであげた勉強方法はあくまで一例ですが、ぜひ参考にしてみてください。