なぜ成績上位の子の親は「勉強しなさい」と言わないのか?心理学で分かった驚きの理由
- 更新日:
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2025.7.28
お知らせ
こんにちは!静岡市葵区の小中学生向け学習塾、クラゼミ静高前校です。
時々、保護者の方から「うちの子は勉強のやる気はあるようなのですが、なかなか机に向かわなくて…」というご相談をいただきます。
実は、最新の心理学研究では、「意志力だけに頼らない学習習慣の作り方」が明らかになってきています。今回は、お子様が自然に勉強に取り組めるようになる環境作りのコツをご紹介いたします。
★「頑張って勉強する」から「自然に勉強する」へ
心理学上の研究では、私たちの行動には「意識的なもの」と「無意識的なもの」の2つのシステムがあることが古くから知られています。
意識的な行動は、「今日は数学を2時間勉強しよう」と決めて机に向かうような、意志力を使った行動です。一方、無意識的な行動は、歯磨きのように「特に意識しなくても自然にできる」行動のことです。
興味深いことに、無意識的な行動の方が:
- 疲れにくい
- 続けやすい
- ストレスが少ない という特徴があります。
つまり、お子様の学習習慣を身につけるには、「勉強を無意識的な行動に変える」ことが最も効果的なのです。
★実践!無意識に勉強したくなる環境作り
1. 視覚的な「学習の合図」を配置する
生活空間に、勉強のキーとなる「合図」を配置しましょう。
例:
- 学習机の上に、常に教科書や問題集を開いた状態で置く
- リビングの目につく場所に学習スケジュールを貼る
- 玄関に「今日の目標」を書いたホワイトボードを設置
- お子様の部屋に学習に関するポスターなどを貼る
ひと昔前のマンガには、「合格」などの張り紙を張った受験生が出てきましたが、心理学的には理にかなっていたんですね…クラゼミ静高前校でも、教室内に成績向上の記録を掲示することで、自然に学習意欲が湧く環境を整備しています。
2. 学習開始のハードルを下げる
「勉強しよう」と思った瞬間に、すぐに始められる環境を作ることが重要です。
具体的な方法:
- 筆記用具は常に机の決まった場所に置く(これはかなり大事です)
- 宿題や課題は前日の夜に机の上に準備しておく
- スマートフォンやゲーム機は別の部屋に置く
- 学習に集中できる照明や椅子の高さを調整する
3. 「学習する人」の存在を活用する
心理学では「モデリング効果」と呼ばれる現象があります。人は他の人が行動している姿を見ると、無意識にその行動を真似したくなるのです。
例:
- ご兄弟も一緒に読書や資格勉強をする時間を作る
- 塾や図書館など、周りの子どもが勉強している環境に身を置く
★まとめ:無理をしない学習習慣作り
「勉強しなさい」と毎日言い続けるのは、親御さんにとってもお子様にとってもストレスです。心理学の知見を活用して、お子様が自然に学習に向かう環境を整えることで、無理なく学習習慣を身につけることができます。
当塾では無料の体験授業を実施しており、学習カウンセリングを通じて、お子様に最適な受講日、時間、教科を決定いたします。お子様が「勉強しよう」と感じられる環境で、勉強のスタートを切りませんか?
静岡県で中学受験対策や高校受験対策をお考えの保護者の方、お子様の勉強へのやる気向上や成績アップでお悩みの方は、ぜひ一度クラゼミ静高前校にご相談ください。お子様一人ひとりの可能性を最大限に引き出すお手伝いをさせていただきます。
お問合せは 0120-49-7676まで!