ラーニングピラミッドって何?
- 更新日:
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2026.2.11
お知らせ

みなさんは「ラーニングピラミッド」という言葉を聞いたことがありますか?
アメリカ国立訓練研究所(NTL)https://www.edix-expo.jp/hub/ja-jp/blog/blog38.htmlが提唱した、学習方法と知識の「平均定着率」の関係を視覚的に表したモデルです。受動的な学習(講義など)よりも、能動的な「アクティブラーニング」(討論、実践、教えるなど)の方が、学習内容が頭に残りやすい(最大90%)ことを示していて、要するに「ただ見ているだけ」よりも「自分でやってみる」ほうが上手くなるのは、勉強も同じだというお話です。
1. 受動的な学習(「見ているだけ」の状態)
ここはまだ、知識が自分のものになりにくい段階です。
- 講義(5%):先生の話を聞く
- 例:プロゲーマーの解説動画をボーッと眺めているだけ。
- 読書(10%):教科書を読む
- 例:ゲームの攻略本をパラパラと読むだけ。
- 視聴覚(20%):動画や図を見る
- 例:スロー映像でキャラの動きを確認する。
- デモンストレーション(30%):実演を見る
- 例:上手い友達がプレイしているのを横でじっくり観察する。
ポイント: この段階では「わかったつもり」になりやすいですが、いざ自分でコントローラーを握ると動けないことが多いですよね。
2. 能動的な学習(「アクティブ・ラーニング」)
ここから一気に、知識が「自分のスキル」に変わっていきます。
- グループ討論(50%):みんなで話し合う
- 例:「あそこはどうやってクリアするの?」と友達と作戦会議をする。言葉にすることで頭が整理されます。
- 自ら体験する(75%):実際にやってみる
- 例:実際に自分でプレイする! 失敗しながらも何度も練習するのが、一番の近道です。
- 他者に教える(90%):友達に教える
- 例:「初心者向けの攻略法」を友達にレクチャーする。 これが最強です。相手にわかるように説明しようとすると、自分の理解していない部分がはっきりし、記憶に深く刻まれます。
結局、どうすればいいの?
この図が言いたいのは、「最強の勉強法は、アウトプット(出すこと)にある」ということです。
- 授業を聞いたら(インプット)、
- すぐに問題を解いてみて(体験)、
- わからなくて困っている友達に教えてあげる(他者に教える)。
このサイクルを回すと、テスト前に必死に暗記しなくても、自然と内容が頭に残るようになりますよ!
では、実際にラーニングピラミッドの考え方を使って、明日からの勉強を「受動的(聞くだけ)」から「能動的(動く)」に変える具体的なアクションプランは、
明日から変える!予習・復習アクション表
| 学習のタイミング | ラーニングピラミッドの活用法 | 具体的なアクション |
|---|---|---|
| 予習 (5~10分) | 「自ら体験」の準備 | 教科書の太字や図表だけをパッと見て、「何についての話か」を自分の言葉で1行メモする。分からない用語に印をつけるだけで、授業(講義)が「謎解き」に変わります。 |
| 授業中 | 「議論・質問」を狙う | 先生の話を聞く(定着率5%)だけでなく、「なぜそうなるの?」と自分に問いかけ、ノートの端に疑問を書く。指名されたらラッキー、友達との話し合い(定着率50%)は全力で参加しましょう。 |
| 復習 (当日) | 「実践」による練習 | ノートを眺める(受動的)のをやめ、すぐにワークを1問解く。間違えた問題は「お宝」です。解答を見ずに、なぜその答えになるか「自分の言葉」で説明してみましょう。 |
| 週末 (定着) | 「他者に教える」最強法 | ぬいぐるみや鏡の中の自分、または家族に向かって「今週習った一番大事なこと」を3分で解説してみてください。言葉に詰まった場所が、あなたの「まだ分かっていない場所」です。 |
3つの鉄則
- 「読むだけ・写すだけ」を卒業する:教科書をきれいに写すのは作業であり、学習定着率は低いです。代わりに「思い出す」作業(テスト形式)を増やしましょう。
- 「教えるつもり」でノートを取る:後で誰かにレクチャーする場面を想像しながらメモを取ると、理解の深さが劇的に変わります。
- 隙間時間に「自己質問」:登下校中に「今日の数学、結局何がポイントだったっけ?」と自分にクイズを出すだけで、ピラミッドの下層にある「能動的な学習」を実践できます。
まずは「復習の最後に、1問だけ自力で解く(実践)」ことから始めてみませんか?